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HR企画関係のいろいろ(3)企画の種類について-2

文化的であるかどうかの議論について(理屈っぽいです)

 よく耳にするのは、「企画が文化的でない」ということばです。
 あるいは、企画が「マンネリ化している」。
 学校の先生は、毎年見てますからね。それは、そう思うかもしれません
 しかし、現在の文化祭は、昔の文化祭と位置づけが違うと思うのです。

 もともと文化祭は、文化系部活動の発表の場として作られたと聞いています。
 運動部と違い、今のように大会などが少なかった文化系部活動に発表の場を与えようではないか、ということです。ですから昔はHRは自由参加だった学校も多かったのです。
 しかし現代では、多くの学校が全HR参加となっています。
 つまり、言葉は悪いですが、いやだろうがなんだろうが全員このイベントには参加せよ、という形態になっているということです。
 部活と違ってHRにおいては、生徒の興味関心のベクトルはてんでバラバラです。
 それを何とかまとめて1つの企画として仕上げるのが、HRにとっての文化祭です。
 上手くいく方が、なんかすごいっていうか。
 何が言いたいかというと、現代においては、文化祭はその結果よりも過程を重視すべきなのではないかと。
 これを言ってしまうと、このサイトの存在自体がいいのか悪いのかってことになってしまうのだけど、今の高校生はすぐ調べますよね。「早くググれ!」みたいな感じで。
 だから情報はあるんです、うまく調べれば。
 でも、それを形に出来るかっていうと、それはかなり怪しい。
 しかも40人でやるってなると、もう相当厳しい。
 でも、やりたい。やらなくちゃ。
 ここに意味があるんじゃないか、って思います。



 他のページに書きましたけど、文化祭の準備ではトラブルが起きるのです。ほぼ100%。
 しかし、トラブルの解消法はさすがにググってもなかなか見つからない。
 「Yahoo!知恵袋」で検索するとそういう質問けっこうありますけど(笑)。
 そこで、そのトラブルを自分たちで解決しながら、情報を形にしていく中で、授業では得られない教育効果を得るのではないかと私は思っています。
 そして、感じたことのない達成感(または挫折感)。
 いまだに評判のよろしくない総合的な学習の時間よりも、よっぽど総合的な力がつきます。

 ですから、企画の最終的な形態が文化的でなくても、毎年同じ出し物が表れても、その過程においては次世代の文化の担い手を育てる教育が行われているのだ、と私は解釈しています。
 さらに、文化というものが伝承と改良によって完成していくものだとすれば、たった3年の間に先輩から後輩に伝わった技術や姿勢は、時を経てその学校の文化となるのではないでしょうか。
 だからまあ、一生懸命考えた企画なら、少なくとも「文化的でない」とか「マンネリのネタだ」とか言わないで、応援してほしい、応援してあげたいと思うのです。
 

すべては模倣から。パクリ歓迎。

 私、文化祭は「パクリ大歓迎」というポジションです。
 たとえばテレビの面白い企画、他校で行列ができていた企画、大人気のネット動画。
 面白いからやってみたい!という気持ちは、とても自然で、大人が見ると安易に見えるかもしれないけれど、やってみるとそんなに簡単ではないわけで。
 そして、実際に出来上がったモノを見ると、必ずどこかにオリジナリティは加わっているのです。
 自分たちで意識して加えたか、作っていくうちに加わったかはわかりませんが、必ずそうなります。若いって素晴らしい、と思います。
 企画の発想の素材としては、それこそ何を使ってもよいくらいの自由なスタンスで、始めてほしいと思います。
 パクリからスタートして、最終的にはオリジナルになった、みたいな感じになったら最高ですね。





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