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準備の進め方楽しく、計画的に

企画書と並行して

 準備は、企画書が審査に通ってからが本番ですが、計画は立てておきましょう。初夏開催か秋開催かで、準備に使える時間は違います。
 特に、初夏開催の1年生は大変です。先輩たちにアドバイスをもらって、計画的に準備しましょう。


係分担をする

企画書の中に、すでに係分担が入っていると思います。
ので、係分担は企画書を各段階でだいたい決まっているでしょう。
では、どのような係が必要でしょうか。
まず、準備段階の係と、当日の係は少し分けて考えましょう。
準備が終わると、必要がない係も出てきます。
部活動などで、準備段階では参加できない人もいます。
ですから、準備は準備、当日は当日、と考えた方がやりやすいと思います。

【準備の係】※企画の種類によって必要な係は異なります。
1 総務係 … 企画の中心として、他の係や実行委員会との連絡調整を行う。企画書を書く。
2 会計係 … お金の管理をする。無駄な支出を抑え、予算内で企画を成功させる。
3 装飾係 … 会場の装飾を考え、工作する。
4 衣装係 … 当日の衣装について考え、準備する。クラスTシャツを作る。
5 調達係 … 段ボールなど、大量に必要なものを係からの注文で調達する。買い出し部隊。
6 広告係 … PR戦略を立て、実行する。
7 記録係 … 準備の様子を写真やビデオで記録する。思い出になるほか、記録としても大切。


【当日の係】※企画の種類によって必要な係は異なります。
1 会場責任者 … 会場の運営がうまくいくように、現場を取り仕切る。総務係から。
2 会場当番 … 時間割により、会場を担当する。全員で。
3 会計係 … お金の管理をする。販売の場合は、当日の集計も行う。
4 広告係 … 会場のようすに応じて、会場外で広告を行う。
5 調達係 … 不足・破損した資材を調達する。
6 記録係 … 写真やビデオで記録を取る。


準備計画の作成

 まず、教室に文化祭専用の大きなカレンダーを用意しましょう。
 以下のように書き込めるタイプがいいです。
 文化祭までの各月を、すべて見られるようにバラして掲示しましょう。
 ここに、各係の準備予定を書き込みます。
 これならば、他の係のメンバーが見ても、どの係が何をしているかがわかりますし、変更は変更で随時書き込んでいけますから、当初の予定からの遅れもわかり、全体を把握する総務係としても安心です。

 係が多くて書き込めない場合は、小さめのカレンダーをコピーして、班別にしてもいいかもしれません。
 ネット上のカレンダーサービスを使い、スマホで共有する方法もありますが、「教室に貼ってある」ことが雰囲気を出すのではないかと、私は思っております。

準備上の問題点

1 予定通りに人が集まらない
 部活や予備校が理由で、準備に人が集まらないという悩みは、どこの学校でもある話です。
 もともと、文化祭に対する思い入れは人によって違うもの。
 雑談の中ではノリで「やろう、やろう!!」となっても、いざスタートすると、なかなかうまくは行きません。
 部の顧問からのプレッシャー、受験勉強の焦り、みんな抱えている問題は実は共通です。
 ですから、係の責任者になったからと言って、自分のせいだと思う必要はありません。
 私の考える文化祭準備は
  「やりたい人が、一生懸命楽しく準備する。それを見て、だんだん人数が増えて、最終的には全員でやる」
 というカタチです。


 私の知人の先生にすごい人がいました。
 文化祭の時期になると、奥さんを実家に帰してしまう。
 部活が終わると、生徒と一緒に文化祭準備の作業をし、さらに生徒が帰っても、学校で深夜まで準備をする。学校に泊まることも珍しくないとおっしゃっていました。
 そして、その先生のおっしゃった衝撃の一言。「だってこんなに楽しいこと、生徒だけにやらせたらもったいないじゃないですか!」
 このお話を聞いたのは、深夜2時の学校でした。先生は薄暗い○○場で、ひとり大きな龍の頭を作っていらっしゃいました。
 驚きました。そうか、やらない人のことを考えてもしょうがないんだ、やりたい自分がまずやればいいんだ、と気づかされました。
 いろいろあって集まることは出来ないけど、文化祭やりたいって思ってる生徒さんの方が圧倒的に多いわけで。だから、みんなが乗ってくるまでは、やりたい人たちが、頑張って楽しくやるっていうのがいいのではないかと思うのです。
 やったらやった分だけ、完成・成功の喜びが増えるのが文化祭だと思います。 

2 先生が協力してくれない
 そんなものでしょう。
 あてにしてはいけません。
 もし、とても協力的な先生と出会えたら、その先生に感謝しましょう。

 ただ、お金の扱いや、荷物の受け渡しなどでどうしてもオトナの力が必要な場合は、きちんとお願いすれば、たいていの先生はわかってくれます。
 そこだけは、ちゃんとお願いしましょう。

<3以降は、今後書き加える予定です>

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