定番ですので、開催すれば行列が出来ることはほぼ間違いないでしょう。
実施する際に注意すべきことを、以下にあげます。
1 安全第一
通路や大道具・小道具は、人を傷つけないものを選び、固定するものはしっかり固定する。真っ暗ですし、いろいろな体格の人が来ます。子どもの頭の高さにぶつかるものがないか、老人がつまづくような仕掛けはないか、先生も含めてしっかり確認をしましょう。
○黒板の粉受けの角、机の角などはカバーしてあるか。
○お客様が窓ガラスにぶつかるような構成になっていないか。
○逃げた人がぶつかっても壁は倒れないか。
○すずらんテープのカーテンはクビに巻き付かないか(巻き付いたまま移動して、支柱などが倒れる場合があります)。汗で貼り付きやすいので注意が必要です。
○複数組のお客様を同時に入れない(お客様同士のトラブルが起こりえます)。
音や光の演出の場合、人によっては体調を崩す場合があります。あまり気にしすぎても仕方がないのですが、事前に注意事項を読み上げるなどしておいた方が良いでしょう。
2 お客様を不快にさせない、服を汚さない
お客様は、怖がりたくて来ていらっしゃいますが、不愉快になりたくて来ているわけではありません。
あくまでもルールの中で、節度を持って実施しましょう。気をつける点は以下のようなことです。
○水鉄砲、こんにゃく、水風船などの服を汚す可能性のある小道具を使わない。
○お客様の体に手を触れない。
○耳元での大声、至近距離での強光は使わない。
○リタイヤ申請が出たら、ただちに終了する。
3 待っているお客様のご案内を適切にする
お化け屋敷は、長蛇の列ができやすい企画です。事前に行列をどう案内するかなど、しっかり計画を立てておきましょう。床に列の並び方を示すテープを貼ったり、適切にポールを立てるなど、本物の遊園地のやり方を真似するなどするとよいでしょう。
また、公開終了が近くなったら、どのお客様で終了にするかを早めに決めてご案内しましょう。
実際、ギリギリまで待って入れなかったお客様が激高している場面に立ち会ったことがあります。責任者は列の並び具合と残り時間を見て、適切に判断しましょう。