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新入部員獲得のための文化祭!文化系部活動


 文化部は、運動部に比べて地味だったり、大会が少なかったりします。
 毎年、春の新入部員獲得週間では、なかなか新入生が来てくれなかったり、一度来ても二度と来なかったりという辛い目に遭ってしまう部も少なくありません。
 このような事態を避けるために、文化祭を積極的に利用しましょう!
 文化祭は、小中学生向けのプロモーションの場だと考えるのです。

文化祭を中学生へのプロモーションとしてとらえよう!

文化祭での発表は、日頃の成果の発表であることはもちろんですが、それだけで終わってはもったいないと思います。
一般公開している学校では、受験校として意識している中学生が少なからず来るはずです。
やる気がある中学生ほど、この機会に部活を見ていくはずです。

もちろん、学校が計画した「学校説明会」や「部活体験の日」もありますが、より部活の実態が見られるのは文化祭です。
賢い受験生とその保護者は、日程さえ合えば見に来るものです。

たとえば、活動に多くの人数を必要とする吹奏楽部は、できるだけ多くの機会を使って外部にアピールし、新入部員を獲得する必要があります。
みなさんが中学生のときを思い出してみればわかるように、「○○高校の吹部、最近いいらしいよ」とか、「△△高校、金賞取れなかったんだって」などという情報が部員間で流れますよね。
やる気がある中学生部員は、そういう情報をチェックしています。
楽器を持って入ってくるような生徒は、必ずそうです。

しかし、吹部の良さ・楽しさはコンクールの結果だけで表されるものではありません(これは他の部も同じです)。

つまり、直接触れ合えるこの機会に、賞状だけではない「うちの部の魅力」を伝えることができれば、それは次年度の新入部員集めに大きな武器となります。

そういう視点で文化祭をとらえることが、長い目で見たときの活動の充実や、部の発展につながると思います。


「親しみやすさ」と「レベルの違い」を両方感じさせよう!

具体的な企画は、部の実態と文化祭の時間割などを考慮して、みなさんが作ればよいと思いますが、アピールするのは、「親しみやすさ」と「レベルの違い」です。

この部に入りたい!と思わせるためには、親しみやすさがポイントになります。
明るく声をかけたり、親切に説明したり、親しみやすい曲を演奏したり、使っている道具を触ってもらったり、いろいろ方法はあります。
そして、「この学校で、一緒にできたらいいね!」と言えれば、印象はずいぶん良くなるのではないでしょうか。
※このときに、「物」を渡す部もあります。
 ある学校の写真部は、手作りの絵はがきの他に、オリジナルの缶バッジオリジナルのチロルチョコを手渡していました(全員にではありません)。
 このような方法はお金がかかりますので、どこにでもオススメできるわけではありませんが、その部の「本気度」が伝わりますし、TwitterやLINEでそれらの写真が拡散すれば、さらに宣伝効果は高まります。


さらに大切なのは、「レベルの違い」を見せることです。
「ここに来て一緒にやりたい」と思うのは、高校生はレベルが違う!と思うからです。
中学にない漫研や鉄研は、「高校にはこんな部まであるんだ!」となります。
逆に、低レベルな発表を見せてしまえば、逆効果です。
この学校はこんなものなんだ、と思われておしまいです。
ですから、最大のプロモーションはやはり本業をしっかりやって、レベルの高い発表を行うということでしょう。

案内を中学に送ろう。

吹奏楽、合唱、演劇、理科、美術、書道など、中学校にも同じ部がある場合、部員の出身校の部あてに案内を出すという方法もあります。
顧問の先生の承諾は必要ですが、しっかりした案内を作って送ることは、部のアピールになります。
仮に見に来られなくても、しっかり活動していることは伝わるはずです。
こういった地道な活動は、じわじわと効いてくると思います。

部員の獲得は、部活の基本

部員が大きく減ってしまった部は、新入部員が入りにくいという傾向があります。
生徒会予算を獲得するときにも、部員数は考慮されます。
好きな人が好きなことをやるだけなら、家でもできます。
部活は、先輩と後輩がいて、教えたり一緒に考えたりすることが存在意義のひとつです。
ですから、ぜひ、文化祭を上手に使って部員を獲得して下さい。

★番外編★
その昔、部員数名だった弓道部が、文化祭で「弓道体験」という企画を実施しました。
弓道場で実際に弓を引く体験をしてもらうというものでした。
これが大人気で、文化祭後すぐに入部者が現れ、その次の年からは新入部員も増えました。
運動部も(参加が許されるなら)、良い宣伝の機会になるかもしれません。




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