主食を提供する企画は、文化祭の必須企画です。
それだけに、いろいろな意味で責任が伴うことを理解しておきましょう。
1 食品衛生上の責任
調理に慣れている人もいると思いますが、自分や家族のために調理することと、お客様に商品として提供するために調理することは異なります。
一般公開の場合、どんなお客様がお見えになるかわかりません。お子さんからお年寄りまでいらっしゃる可能性があります。体力・抵抗力のある高校生ならば大丈夫でも、お子さんやお年寄りが大丈夫だとは限らないのが、食中毒です。
主食調理を担当するのであれば、まずこのことを全員が理解しておく必要があります。
具体的には、調理手順や調理方法、材料や商品の扱いのルールを徹底して守る、ということです。
※万が一、文化祭で食中毒が発生した場合、授業の調理実習などにも影響が出る可能性があります。
2 食を確保するという責任
文化祭で1日過ごすとすれば、お昼ご飯は主食団体のお店で食べることになるのが普通です。それを楽しみに来校する方もいらっしゃるでしょう。
だとすると、ある程度の食数をきちんと提供する責任が生じます。
例年の来場者数を確認した上で、他の食品団体や実行委員会との相談の上、全体として十分な食数が用意されないといけないということです。
とはいえ、高校生がやることですから、仮に売り切れになっていたとしても目くじらを立てる人はいないかもしれません。しかし、早く売り切れてしまった場合、十分楽しんで帰っていただくという感じにはならないと思います。
また、価格と提供までにかかる時間の問題もあります。
どこの学校でも、メニューが似通ってしまうのは実はこの点があるからです。
時間ごとに調理係が交代し、しかし味にばらつきがなく、短時間で提供できて、なおかつ複雑な作業を含まないメニューと言えば、限られてしまうのです。
メニューを選定する場合には、このようなことも考慮に入れて決める必要があります。
都道府県など | 食材などについての指導 |
---|---|
大阪府 | 取扱禁止食品 おにぎり等米飯類、サンドイッチ、すし、弁当類、もち(市販品の転売は可)、刺身、生クリームなどの生もの ※食品事故防止のチェックポイントより |
千葉市 | 弁当、おにぎり、すし、カレーライス等のご飯類やハンバーガー、サンドイッチ等 調理パン類は食品事故のリスクが高いので、取り扱わないようにしましょう。 ※「町内会の夏祭りや学校のバザー等において食品を提供する場合の注意事項」より |
京都府 | 提供食品のチェック □ 生ものの提供は避けていますか? □ できるだけ簡単な調理ですか? □次のような食品ですか? カレーライス、炊き込みごはん、おにぎり、からあげ、やきとり、おでん、たい焼き、綿菓子、クレープ、ぜんざい、みたらし団子、焼き菓子、ジュース、コーヒー、牛乳、お好み焼き、たこ焼き、かき氷、アイスクリームなど ※「模擬店を開設される方へ」より |
楽天最大級の業務用食材とお酒の専門店DIVELLA(ディベラ) スパゲッティーニ 1.6mm 冷凍パス... |
【業務用】【ここでしか買えない】冷凍うどん 200g×5食 うどんのコシはそのままに、お求めや... |